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コインパーキングの業績を上げるスペシャリスト・運営管理職の知られざる1日に密着

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誰もが知っている、コインパーキング。でも、その駐車場の開設や運営のかげで、誰が、どんな仕事をしているのかは、あまり知られていないはず。そこで、今回は、本店運営課の高橋龍矢さん(2015年キャリア入社)に密着しました。「運営管理」はあまり聞きなれない職種ですが、コインパーキング経営の成功のカギを握っているといっても過言ではない重要な仕事。その仕事内容ややりがいについて紹介していきます。

高橋龍矢
パーキング事業品部 本店運営課 主任
2015年に2社統合後、1人目の正社員として入社。工事課、施設管理部の経験を経て運営課に配属。現在は主に機械式有人管理駐車場の現場管理を任されている。かめのキャラクター好き。

9:00 業務開始

9時の時報とともに、天井のスピーカーから流れてくるのは、軽やかなラジオ体操の音楽!東京本社の1日は、ラジオ体操から始まります。

9:10 朝礼

ラジオ体操が終わったら、リフレッシュエリアで、運営課の朝礼。

運営課は、駐車場がオープンした後の運営管理を担っています。グループは3つに分かれており、高橋さんが所属する「施設管理グループ」は、ホテルやショッピングセンター、病院といった施設に付帯する大型駐車場の運営を担当。その他、平場のコインパーキングの料金変更や改善活動に取り組む「運用推進グループ」。会社への問い合わせに対応する「オペレーショングループ」があります。

9:30 タスクチェック

朝礼後はメールを確認して、その日のタスクを確認。高橋さんが担当する駐車場は東京だけでなく、東日本に広く点在しており、各駐車場のオーナー様や管理担当者からさまざまな相談や要望が毎日のように寄せられます。そうした声に対応しつつ、契約書の作成や、駐車場に掲げる看板のデザイン案など、さまざまな仕事があります。ちなみに東京本社はフリーアドレス。その日の気分や仕事内容に合わせ、好きな場所で仕事をすることができます。

高橋さんと同じく、施設付帯型の駐車場を担当する営業は、一緒に動くことが多いパートナー。駐車場のレイアウトや運用方法、料金体系など、日常的に協議を重ねながら、協力して駐車場の業績向上に取り組んでいます。

12:00 昼休み

いつもは品川駅前の居酒屋さんでランチを食べることが多いそうですが、この日はお天気が良いので、キッチンカーでお弁当を買い、徒歩数分の芝浦中央公園でお弁当を食べることに。緑がいっぱいの芝浦中央公園はまさに都会のオアシス。この日はドラマのロケも行われてました!

13:00 データ分析

運営管理のもう1つの重要な仕事が、データ分析。全国各地のD-Parkingのさまざまなデータをリアルタイムで確認できるシステムを駆使して、自分が担当する駐車場の売り上げや出庫数、時間や曜日ごとの推移などをチェック。問題が見つかれば、要因を洗い出し、次の改善策を考えていきます。

14:00 現場巡回

気になるデータがあれば、その要因を探しに、現場を見に行くこともあります。周辺に新しい駐車場ができていたり、料金が変わっていたり、大きな建物がなくなっていたり。そうした周辺環境の変化に駐車場の業績は大きく左右されるのだとか。環境の変化を的確に察知し、タイムリーに対応していく必要があります。

現場に足を運ぶことを大切にしている高橋さんは、週の半分は巡回に出かけているとか。東北や静岡へ出張することも多く、現地の人々と交流し、おいしいものを食べることも、この仕事の楽しみの1つになっているそうです。

この後、気になる現場を数件巡回した高橋さん。いったん本社に戻ってデスクワークを再開し、18時には業務を終了して、帰途へ。今日も1日、おつかれさまでした!

改めて、高橋さんにインタビュー

―この会社に転職した理由を教えていただけますか?

私は昔、役者を目指していまして。アルバイトをしながら役者の勉強をする生活を続けていたんですが、27歳で区切りをつけ、初めて就職したのがこの会社だったんです。車の運転はあまりやったことがなかったのですが、コインパーキングは身近でしたし、未経験でもOKだったのが入社のポイントでした。大和ハウスグループという安心感もありましたね。

―実際入社してみてどうでした?

社会経験がなかったので、うまくやっていけるのか不安もありましたが、入社前とのギャップは特にありませんでした。自分で考えながら、自分でやりたいように動ける社風があるからだと思います。自分が任された現場をうまく運営できるように、自分で判断して動くことができますからね。あまりしばられているような感覚がないので、働きやすいんだと思います。土日もしっかり休めますしね。

―運営管理職として、印象に残っている仕事があったら教えてください

仙台のホテルに付帯している駐車場の経営を改善したことですね。駅前ではあるけれど、時間貸しのお客様がほとんど入っていない状況だったんです。機械式の駐車場は、平場の駐車場と比べてどうしても敬遠されがちなんですよ。そこで思い切って料金を下げる提案をしました。周辺の最安値にする提案だったので、ホテル側からは当初「安すぎる」という声もあったんですが、やってみたら2か月で効果が表れ始め、今では満車になることもしばしば。おかげで黒字化も実現しました。慢性的な赤字が続いていたのでうれしかったですね。

―心がけていることはありますか?

データはシステム上でも確認できるのですが、できるだけ実際の現場にも足を運んで、市場調査をするよう心がけています。ネットには最新の情報が載っていないことも多いですからね。知らないうちに、周辺に新しい建物や新しい駐車場ができていないか。あるいは、なくなっていないか。競合他社の料金が変わっていないかなど、見るべきポイントはたくさんあります。そうして気づいたことと、データの推移を見て、総合的に改善策を判断しています。

―運営管理職にとって大切なことは?

運営管理の目標は、収益の最大化です。そのためにはまず、査定力がとても重要だと思います。地図を見て、需要を考え、収益を予測して、料金を設定する力です。またオープン後に料金を改善することもよくあります。業績が悪い場合は、料金を下げることも私は躊躇しません。まずは赤字を解消することが大事。常連さんがついてくれば、再び料金を上げることもできますからね。しかも駐車場の面白いところは、収益に影響するのは、料金だけではないということ。精算機の位置を雨に濡れない場所に変えたり、目立つ看板を作ることでも、入庫数は変化します。だからこそ、総合的な仕組みづくりが大事。例えばお客様がホテル側業態であった場合、連泊の利用者にも対応したり、ホテルのスタッフや利用者が精算しやすい仕組みを考えたり、お客様がやりやすい仕組みを考えることも大切にしています。

―この仕事の魅力は?

自分で仕組みを作り、改善していけるところですね。自分が考えた通りにうまくいったときはすごく気持ちいいです(笑)。私は駐車場の景観や看板にもこだわっているんですよ。D-Parkingには既定のカラーがあるのですが、お客様のホテルのカラーによせてオリジナルの看板を作ってみたり。そういうふうに自分で考え、チャレンジをした結果が、数字として目に見えて現れることが、この仕事のいちばんの魅力だと思います。あと、いろいろな場所に出張できるのもうれしいですね(笑)。青森、仙台など、それまで行ったことのなかった場所へ行き、街を散歩したり、現地の人に聞きながら美味しいものを探して食べるのも、個人的には大きな楽しみになっています

―役者を目指していたとのことですが、その経験が活きる場面もありますか?

声は大きいと思います(笑)。自分が担当する駐車場がオープンする時は、スタッフと一緒に誘導をすることもあるんですよ。そういうときもあまり緊張せずに、人前でも大きな声で誘導できるのは、役者の経験が活きているのかもしれませんね。

―D-station構想についてはどうとらえていますか?

すごく必要なチャレンジだと思っています。単なるコインパーキングというだけでは競合も多いですし、土地も限られていますから。自分も新しいアイデアを考えているところ。最近思いついたのは、電車の高架下を使えないかな?と。屋根がついていますし、駅も近いですしね。

―最後に、大和ハウスパーキングに転職してよかったですか?

この会社は、すごく風通しがいいんですよ。意見も言いやすし、上司や会社も積極的に採り入れてくれ、チャレンジさせてくれます。未経験だった自分に成長のチャンスをくれたことにも感謝していますし、この会社に入社して本当によかったと思っています。

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