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大和ハウスパーキングと駐車場の未来をひらくキーワード。「D-Station構想」の今とこれからを語り合う人事座談会

大和ハウスパーキングと駐車場の未来をひらくキーワード。「D-Station構想」の今とこれからを語り合う人事座談会のサムネイル

「Try to Change」—新しいものにチャレンジしていこう!という経営ビジョンを掲げる当社では今、D-Station構想というプロジェクトが進んでいます。「駐車場のスペースでこんなことができたら面白い」「こんなサービスが世の中を変えるかもしれない」―そんなアイデアを、部署や役職の垣根を越えて募集中。今回は応募者からの質問も多いD-Station構想について紹介するとともに、「自分たちの手で未来を作り上げる」という当社の文化を人事目線でお伝えします。

宮崎啓三
経営企画部長
福岡県出身。2014年に人材系企業から転職。2社統合の推進メンバー、事業業務支援部、内部監査を経て、現職。総務部長も兼務。キャリアコンサルタント。趣味は食べ歩き。
西村未来
総務部総務課
神奈川県出身。2013年に出版取次会社から転職。4年前に総務部に配属され、採用、広報、給与、保険など幅広く担当。趣味はカメラ。愛猫の撮影にはまっている。
山本有紗
総務部総務課
大阪府出身。前職は大和ハウスグループの一社であった大和リゾート株式会社の総務人事。2022年に当社へ出向し、2023年に当社へ転籍。現在は人事・総務の他、社長秘書も担当。趣味は自宅のプロジェクターを使用して大画面でスポーツ観戦すること。
大久保理友
総務部総務課
茨城県出身。2022年に人事・IT系コンサルティング会社から転職。 現在は採用・情報システム・庶務を担当。 趣味はフットサル・スノーボード・ロードバイクとアウトドア派。

将来のために、新しい発想が必要だった

―今回の座談会のテーマを「D-Station構想」にした理由は?

西村:おかげさまで最近、この採用サイトを見て応募してくださる方が増えているんです。なかでも多くの方が「興味がある」とおっしゃってくれるのが、D-Station構想。ですので、もっとD-Station構想についての情報を提供する必要があると思って。

山本:確かに。採用サイトに載っていることより進んでいることもありますしね。

大久保:僕が2022年に入社した時には、この構想がすでに走り出していたんですよね。始まった経緯について、宮崎部長、教えていただけますか?

宮崎:僕は以前から総務と経営企画部を兼務していたので、D-Station構想には当初から携わっているんです。駐車場はもともと、暫定的に利用するもの。本来の目的地は、駐車場ではなく、そのそばにある。でも都市部の建設が進んでいくと、空き地がなくなっていくし、先々を考えると、海外に進出するか、新しいことをやるしかない。だったら、駐車場を駐車場じゃないものにする。それくらいの発想でいかないと、将来が見えていかないよねと。そういうところで立ち上がったのが、D-Station構想なんです。

大久保:なるほど。僕も入社した時から、単なる駐車場だけでずっと続く世界ではないなと感じていたんですよね。だからD-Station構想は面白いなぁと思います。

宮崎:それでまずは、いろんな社員に「自分だったら駐車場になにがあったらいいか」を考えてもらったんですよ。例えば、家の近くに飲食店がないので、駐車場にキッチンカーがあればいいとか。家で仕事をしたいんだけど、小さな子供がいるので、テレワークできる場所が欲しいとか。お母さん同士のコミュニティスペースとして貸し出すとか。社長は防音スタジオと言ってたね。音楽が好きなので(笑)。いずれにせよ、当社で駐車場サイズか、それよりちょっと大きなサイズの土地を預かって、いろんな発想で、その立地にあった有効活用を探っていく―というのが、D-Station構想なんです。

駐車場を、目的地化する

西村:しかも、「ステーション」というところがポイントですよね。

宮崎:そう。「ステーション」なので、そこにいろんなものが集まって、その場所が目的地化されていくことが大事。駐車場って今までは、目的地のために行く場所だったのが、そこに行くことが目的になる。そうすると、外的要因に左右されなくなるよね。我々がお客様を決められるというか。こんな人に来てほしいと思えば、こんなものを作るという仕掛けもできるようになる。

山本:採用活動にもプラスの効果がありますよね。

宮崎:おかげさまで最近は応募者も増えているんだけど、客観的に考えると、D-Parkingというコインパーキングブランドは業界3位なんですね。なので、この業界に関心があっても、もっと知名度があるブランドがあるんです。どうせ行くなら3番手に行く必要はないと考えても不思議じゃない。そうやって考えると、当社に応募してくる人たちは、競合にないものがここにはある、と考えてくれているということ。その1つが、D-Station構想なのかなと思いますね。

西村:実際、面接に来られる方のほぼ全員が、この話をされます。

宮崎:ほんと。面接でこの話をするといいよと誰かが吹き込んでいるのかな?と思うくらい(笑)。でもこのD-Station構想は当社にとって、今後の柱となる戦略。もともと当社は「Try to Change」、新しいものにチャレンジしていこうという経営ビジョンを掲げているので、D-Station構想はそれをかみ砕いたものとも言えますね。

社内のアイデアコンテストに239件が応募

―D-Station構想について、現在はどんな取り組みをされていますか?

西村:「みんなのD-Station構想」という社内サイトを立ち上げて、半期に1回、社内でアイデアコンテストをやっています。全社員で考えましょうね!と呼びかけています。

山本:アイデアだけでなく、こんな面白い自販機がありましたとか、モビリティについてこんなニュースが出てました、というような投稿もできるんです。

宮崎:営業だけでなく、全社員でね、新しいアイデアで駐車場を変えていこう!という雰囲気を育てていくことも狙いなんです。日頃、声をあげないような人にも、アイデアを出してくださいと呼びかけています。「どの課は何%出してます」といった数字も発表されるので(笑)、みんなこぞって、頭を絞りに絞ってアイデアを出してますよ(笑)。

西村:ちなみに前回は、239件のアイデアが集まっています。すごい量です(笑)。

宮崎:社員が200人くらいだから、1人1個以上出してくれてる計算だよね。1人で4つくらい出してくれてる人もいるし。

―アイデアは最終的にどう評価されるんですか?

宮崎:実際に実現できそうな内容かどうかを基準に評価していて、本当に事業化できそうなアイデアには最優秀賞が与えられます。

大久保:実際に事業化されると、社員のモチベーションも上がるでしょうね。

宮崎:そうだね。「自分のアイデアが事業になった」という経験を持つことは、非常に大きなやりがいにつながるはず。そういう成功例を社員同士で共有することで、さらに次のアイデアにつながる良い循環が生まれていくと期待しています。

部署の垣根を越え、考えることが習慣に

―アイデアコンテストの結果は?

宮崎:今回は残念ながら最優秀賞はなかったんですが、優秀賞は3つありました。

山本:1つは、「D-Dogリラグゼーション」。これはペットも車も洗える駐車場ですね。2つ目は、「エンタメParking」。高速道路のパーキングエリアやサービスエリアを超える駐車場を作ろう!というアイデアでした。

西村:あれはプレゼンもすごかった!アニメーションを使って動画風にして。このコンテストで、社員のプレゼン力もアップしている気がします。

大久保:もう1つは、「リッチなバイカーのためのバイクパーク」。当社は実際にガレージ事業も始めているんですけど、そのリッチ版。すぐやれそうだなと思いました。

宮崎:アイデアの提出数がいちばん多かった「チーム賞」は、本店の営業2課が獲得したね。みんなも出した?

山本:私はアイデアはあまり出してないんですけど、書き込みは1,2だったと思います(笑)。D-Station構想をきっかけに、いろんなものを見るようになりました。こんなのも駐車場に置いたら面白そうだなと、目についたら気軽に書き込んでいたので。

宮崎:経営企画部としても、知らない情報があったり、この部署にこんな考えを持ってくれている人がいたんだという発見があったよ。例えば管理部門の経理の社員が、普段とは全く違う視点でユニークなアイデアを出してきたりして、驚くことも多かった。

西村:確かに、これをやったことで、営業じゃない人も、これがうちの駐車場にあったらいいなと考えるようになったと思います。

宮崎:その流れで、「収益化3000プロジェクト」というものも始まったんですよ。うちの駐車場は全国に3000か所あるんですね。その売り上げを1か所につき1万円上げるだけで、3000万円の売り上げアップになる。ということで、そのアイデアを今、社員から集めているところなんです。

大久保:そのアイデアがまた、D-Station構想につながっていく可能性もありますよね。

新事業D-Washもスタート。SNSで大反響

―D-Station構想をきっかけに、新しいことにチャレンジしようという機運が盛り上がっているわけですね。9月にスタートした洗車事業「D-Wash」もそんな機運を追い風にして生まれたといってもいいのでは?

西村:そうだと思いますね。あれも最初は、京都にある温泉センターの第2、第3駐車場を活用したいというニーズから始まったんですよ。京都の営業のアイデアと、専務が温めていたアイデアが合致して始まったと聞いています。

宮崎:「D-Wash」は新しいスタイルの洗車場として、2024年8月に町田市に1号店を出店しました。短時間で洗車したいライトユーザーにも、時間をかけてしっかり洗車したいヘビーユーザーにも、どちらにも対応できるハイブリット店になっています。(詳細はこちら

―反響はいかがですか?

宮崎:洗車場ビジネスは本来、季節性もあるので、軌道に乗るまでオープンから丸1か月半はかかるといわれているんですよ。ところがD-Wash は、SNSでバズりまして。2ヶ月で当初の売上目標を達成しています。すごいですよ、SNSの影響は。

大久保:「話題のD-Washに行ってきました!」みたいな投稿がたくさんありましたからね。

宮崎:1号店の好評を受けて、その後、大阪、横浜、熊谷、福岡、本庄(埼玉県)にもぞくぞくとオープンしています。なので今、全国の各拠点が候補となる物件をたくさん出している状況。その中から選びながら、全国展開していく計画です。

西村:社内にも正式に、D-Wash推進課という部署ができました。社員は今、4名。やってみたい人がいたらぜひ挑戦してほしいです。

山本:洗車大好き!みたいな人がいたら、ぴったりだよね(笑)。

宮崎:それから、D-Washと並行して、高級ガレージ事業も進んでいます。これは、空き倉庫や、鉄道の高架下を、価値あるスペースに変えていくというビジネス。入退室システムやセキュリティシステムが完備されているので、プレミアムカーを安心して保管できますし、洗練されたデザイン設計にもこだわっています。

大久保:最近、高級車の盗難事件が相次いでいるので、需要はかなりありそうですよね。

―その先の新事業の計画は?

宮崎:1つは、サイネージ事業です。すでに福岡で始めているんですけど、駐車場にデジタルサイネージを設置して広告を打つというビジネス。デジタルサイネージなら遠隔でPRできるのが大きなメリットなんですよ。例えば、沖縄のマンションの広告を福岡で流す、みたいな使い方もできます。あと将来的には、ガソリンスタンドみたいに、駐車場料金を細かく変えて表示できるかもしれない。いずれにしても、うちは小さい会社なのでなんでもできるんですね。それが最大の強みだと思う。

山本:確かに。大和ハウスグループでありつつも、当社くらいの規模だからこそ、いろいろなことにチャレンジできるんですよね。

大久保:今年もまたアイデアコンテストをやるんでしょう?そこからまた、D-Washに続くような新事業が生まれると面白そう。

宮崎:会社は本当にそのつもりで募集しているからね。社員の皆さんには、本気の提案をしてきてほしいと期待しています(笑)。

西村:これから入社してこられる皆さんも、いろんなアイデアをだしてほしいですね!

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